最近の家の建て方(順番)について⑬~余談2 アンカーボルトは大丈夫か
下の図を見てください。
Aさんの家は耐力壁の壁は建て方の時に建てています。その後、屋根や外壁工事が終了してから床を張り、天井を張ってから耐力壁ではない間仕切り壁を建てています。仕上がってしまえば同じように見えても、二つの壁の能力は全然違います。
私は新築の時にこのようなことはしません。建て方の時に壁は全て建てます。Aさんの家と同じで床に合板を張り、床剛性を確保しますが、全ての壁を建ててから張るので、床の合板は柱や間柱を絵取るように張ります。部屋の柱や間柱を絵取るように張りますから、合板は各部屋一枚ずつ加工することになります。
それに比べ、Aさんの家の合板は床、天井を作ってから後から間仕切る耐力壁以外の壁は絵取る必要もないので合板はそのまま張れます。つまり、手間がかからないのです。
他に理由があるのかはわかりませんが、耐力壁以外の間仕切りを後から建てる理由は建設費を削減することだけと私は思います。逆にそのために失う事の方が多いと私は思っています。
次回は、壁の基本、耐力壁と間仕切り壁の違いについて書きます。
次回は、『最近の家の作り方2③~耐力壁と間仕切り壁の違い』です。
YouTube公開しています。(https://www.youtube.com/channel/UCSOQJJSB9gBnpWeXIWnSacg)
---------1955年以来の信頼と実績---------------------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
-------------------------------------------------------------------------