省エネ基準の改正について⑥~ビルがいいなら住宅でもいいはず
本当の長期優良住宅には傷みにくい材料で建物が傷まないように作られていることが大事です。
①で書いたように「住宅性能表示制度」から転用した「長期優良住宅制度」には完成した時の性能が決められているだけで「長期間使用できる作り方の家であること」といった項目はありません。
コラム「夏型結露⑯」の記事は2009年4月の記事でした。当時は、夏型結露の心配する人もいましたが、現在はこのような事は話題になりません。コラム「住宅の健康②」に書いたように高気密高断熱住宅でなかったから、家の寿命が短いなどと書く人もいます。高気密高断熱住宅を勧める人の中には結露の心配など考えていない人が増えていると思われます。結露すれば長期使用などできないはずです。
長期優良住宅という名前なら家自体が長期使用できることが性能の第一にないといけないのではないでしょうか。その上で①に書いた性能があれば長期優良住宅になると思います。
ここまで書いたように、「長期優良住宅制度」は完成したときの性能を評価するだけなのです。日本のように災害のある国で長期間(劣化等級によれば数世代にわたって使用できる)使用できるには直せないとダメなのです。
次回は、『「長期優良住宅制度」のギモン⑩~江戸時代に出来ていたシステム』です。
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