省エネ基準の改正について⑥~ビルがいいなら住宅でもいいはず
木造住宅でオープン工法として在来工法と2x4工法を上げましたが、実は2x4工法はリフォームには向いていません (下図参照)。
ですから直しやすい工法としては在来工法だけになります。証拠は日本には100年を越える木造住宅がありますが、その全てが在来工法で建てられていることです。
在来工法は、下の図のように作ります。
土台、柱、梁、といった骨組みを建ててから屋根、外壁、床、天井、内壁を作ります。つまり、骨組みとその他は別々に組み立てています。ですから外壁、床、天井、内壁は骨組みとは別に直すことができます。
日本には法隆寺を初めとしてたくさんの木造の建物が残っていますが、全て在来工法です。柱を立てて梁を架け屋根、壁、床を作る事は同じです。在来工法の家は構造体と仕上げが分かれているから修理できます。
阪神大震災の後、既存の木造住宅の耐震化が日本中で行われていますが、在来工法が対象です。その理由も仕上げ材を撤去すれば構造材を補強できるからです。
次回は、『「長期優良住宅制度」のギモン⑨~長期使用できることが大事』です。
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