省エネ基準の改正について⑦~ライフサイクルアセスメントという評価方法
前回の終わりに書きましたが、日本の基準は家ができてから使用しているときに減るだけです。
省エネ目的にCO2の削減があるというのなら、高気密高断熱住宅のために断熱性能を上げる前にもっと効果のある方法があります。それは、木造で家を作ることです。
木は生長するときにCO2を吸収します。育った木を伐採、加工して住宅に使えば、解体、処分するまでの間CO2は木材に固定されたままとなります。焼却してCO2を出しますが、もともと木として大きくなる間に吸収した空気中のCO2なので差し引き0となります。
鉄は鉄鉱石を輸入して溶かす、コンクリートは山から石灰石、砂、砂利を掘って混ぜる、どちらもCO2は出しっぱなしです。木材とは比べられないぐらい環境に負荷をかけています。それに加え、木材は軽いのでコンクリートや鉄骨に比べて費用、輸送費が減るということはCO2削減、エネルギー削減に直接つながります。
住宅でCO2を減らすなら、まず木造にすべきです。コンクリートや鉄で作って環境に良い、省エネになるとはおかしいとしか思えません。
次回は、『省エネ基準の改正について⑤~木造のビルが建っている時代』です。
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