「長期優良住宅制度」のギモン①~「性能表示制度」との関係
平成25年省エネ基準の改正があり計算方法も変わりましたが、この改正のときに断熱地域区分が改正されました。日本を6つに分けていたのですが、8つになりました。ところが、断熱の基準値(UA値)は6つなのです(下図参照)。私もこの基準を見たときに不思議でならなかったのですが、なぜか地域区分5から7までのUA値は同じ0.87になっているのです。
※上記の表のように0.87の範囲は非常に広範囲で、関東と中部の一部から西の地域(近畿、中国、四国と九州の一部)は全てとなっています。
上記の地域が全て同じであることはいまだに理解できません。そもそも、8つに分けた地域区分なのに基準値は6つしかないのなら、6つでいいのではと思います。
2022年~23年の冬は各地で雪が降り東北、北陸、山陰の日本海側の積雪は多かったです。天気予報を見ていて山陰、北陸、東北の日本海側は雪、太平洋側は雨という日がありました。太平洋と日本海側はかなり気候が違うと思います。現在の区分のように北から順番ではいけないのではないでしょうか。
次回は、『省エネ基準のギモン②~一次エネルギー消費量』です。
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