オープン工法とクローズド工法③~解体修理
平成25年基準が制定され、それまでの省エネ基準と大きく変更されました。計算方法も変わりました。その基準は現在では説明義務ですが、2025年に義務化されます。そして2030年に基準を引き上げが決まっています。私が住んでいる東海地方では外皮平均熱貫流率UA値は現在0.87ですが0.6になる予定です(数字が低い方とが性能がいい)。
日本では大きな開口部で風通しの良い家が長いこと建てられてきました。しかし、近年はより省エネにするという目的のために、何度も断熱基準は改正されてより厳しい基準になり、風通しを考えずに断熱性能を上げることだけが優先するようになりました。
コラム「最近の窓について⑥」に書いたように現在建てられている住宅は高気密高断熱のより厳しい基準をクリアするため、窓が小さくなっています。風通しは悪くなったのです。おそらく、日本の住宅史上初めてのことだと思います。今までは基準があってもこれほど窓が小さくはなりませんでした。
新しい基準ができて10年です。歴史上つくられていなかった家なのに、日本の気候にあっているのか、このまま基準を厳しくしていいのか、検証しなくていいのでしょうか。
次回は、『省エネ基準は検証しなくていいのか②~コラム「高断熱より結露対策」と「夏型結露2」の例』です。
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