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内装に本物の木材が使われなくなった⑦~経験談その1 サッシ枠を替えた工事

鈴木敏広

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テーマ:住宅の変化

何年か前に玄関、廊下の壁紙を張り替える工事をしたことがあります。廊下は階段、二階廊下につながっていて1、2階で窓が3カ所ありました。3カ所の窓枠は生活している間に雨に遭ったらしく、木目のシールは3カ所ともめくれていました。

内装に木材が使われなくなった⑦

私は施主さんに「これを機会に窓枠を本物の木に取り替えませんか?」と聞きました。壁がきれいになれば枠が余計に目立つと思ったのです。

壁紙を張り替える前に窓回りのボートをめくり、本物の木枠をはめて塗装し、めくった部分に再びボードを張って、壁のクロス紙を貼れば、張り替えたボードの後も解らないからです。

お客さんは張り替えるときだから安価に出来ることに納得され、本物の木で枠を入れ替えて壁紙を貼りました。

窓枠を本物の木にして、雨で濡れたらと心配されるかもしれませんが、濡れてもすぐ拭けば大丈夫ですし、シールがめくれて下地が見えてくることもありません。塗装が剥がれてきたらサンドペーパーで元の塗料を落としてから塗装すれば元通り、枠を取り換えなくてもいいのです。

本物の木で枠を作る理由の二つ目は、直すことが簡単に出来るからです。

次回は、『内装に本物の木材が使われなくなった⑧~壁紙は汚れが目立つ 』です。

YouTube公開しています。(https://www.youtube.com/channel/UCSOQJJSB9gBnpWeXIWnSacg)


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専門家

鈴木敏広(一級建築士)

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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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