内装に本物の木材が使われなくなった①~外観は違っても内装はほぼ同じ
何年か前に玄関、廊下の壁紙を張り替える工事をしたことがあります。廊下は階段、二階廊下につながっていて1、2階で窓が3カ所ありました。3カ所の窓枠は生活している間に雨に遭ったらしく、木目のシールは3カ所ともめくれていました。
私は施主さんに「これを機会に窓枠を本物の木に取り替えませんか?」と聞きました。壁がきれいになれば枠が余計に目立つと思ったのです。
壁紙を張り替える前に窓回りのボートをめくり、本物の木枠をはめて塗装し、めくった部分に再びボードを張って、壁のクロス紙を貼れば、張り替えたボードの後も解らないからです。
お客さんは張り替えるときだから安価に出来ることに納得され、本物の木で枠を入れ替えて壁紙を貼りました。
窓枠を本物の木にして、雨で濡れたらと心配されるかもしれませんが、濡れてもすぐ拭けば大丈夫ですし、シールがめくれて下地が見えてくることもありません。塗装が剥がれてきたらサンドペーパーで元の塗料を落としてから塗装すれば元通り、枠を取り換えなくてもいいのです。
本物の木で枠を作る理由の二つ目は、直すことが簡単に出来るからです。
次回は、『内装に本物の木材が使われなくなった⑧~壁紙は汚れが目立つ 』です。
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