内装に本物の木材が使われなくなった⑤～私の作る家は
新築と同じようにリフォームも大工ではなく、主にリフォーム工事をする業者がするようになり、新築と同じような仕上げとなりました。
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以前にネットであるリフォーム会社の工事で和室から洋室にしたビフォーアフターの写真などを見たときに、もともとは和風の天井、壁は長押付きの塗り壁、床は畳のいい和室が、リフォーム工事後には壁も天井もビニルクロス仕上げの写真を見たことがあります。
アフターの写真にはベットがありましたから、寝室にしたようですが、リフォーム後の写真では壁も天井も真っ白でした。床だけ合板のフローリングにする、塗り壁は腰に板を張り壁が落ちないようにして、後はそのままでもいいの方が落ち着いていたように思えました。設計者は和室の跡は何も残さない真っ白なリフォーム工事になんとも思わないのかと思いました。
白という色は清潔、明るいといった良いイメージがありますが、同時に白色が過ぎる(多い)と不安というイメージがあります。上記の工事のようにリフォームでも元の壁天井は解体してビニルクロス仕上げの白い部屋が多いですが、多いと不安感を生む色が適正とは私は思えません。寝室に本当に向いているのかと思います。
もちろん中には木材を生かしている業者はいると思いますが、以前に比べ減り新築もリフォームも大工は床を張り壁と天井は石膏ボードを貼って内装で白いクロスを貼っておしまいという家が増えていると思います。
次回は、『内装に本物の木材が使われなくなった③～窓枠と建具 』です。
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