内装に本物の木材が使われなくなった⑩~木材が人に与える良さ
雑誌などを見ると、最近の家は外観がいろいろあるのに比べ、内装はほとんど決まっています。一部には床、壁、天井全てに本物の木材を張って、山小屋風にした家はありますが、大多数の家はほとんど以下のようです。
床 合板(又は無垢材)のフローリング
天井と壁 壁紙(クロス)
雑誌などで住宅の写真を見ると、吹き抜けの開放感や大きな窓の明るさなど色々アピールしていますが、仕上げは上記の通りがほとんどで、床が木目で壁も天井もビニル製の壁紙です。時々、天井や壁の一部の色が違うと思うと色違いのビニルクロスが貼ってあるか、木質系の化粧材を張ってある程度で、それ以外の仕上げとしては上記と同じです。
最近は、和室でも畳が敷いてあるから和室で、壁は柱も見えない真壁でない壁に壁紙貼り、そのため洋室と違うのは床がタタミだけのような部屋が増えています。
20年ほど前からプレカットが進み、大工は構造材を加工しなくなっただけでなく内装工事でもが腕を振るわなくなりました。景気の悪いこともあるのか手間のかかる作業は減ってきたようになり、冒頭に書いたように、外装は違っても内装はほとんど同じの家が増えています。
次回は、『内装に本物の木材が使われなくなった②~リフォームも新築と同じ 』です。
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