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最近の窓について③~通風量

鈴木敏広

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テーマ:住宅の変化

通風量が少ないということは、日本の住宅では考えられないことでした。エアコンなどの冷暖房機器が普及するまでは、大きな引き違い窓で通風量をで調節して一年を過ごしていたからです。①に上げた最近使われている窓夏は開けて風を通して生活するには向いていないのです。

たてすべり、よこすべり出し、外倒し窓などは開閉すると戸が外壁面から外に出ます。出が大きくなると風の影響を受け開閉を維持出来ません。片上げ下げは、開けるときに戸を上に上げるため力が必要で、幅の広い窓や大きな窓は開閉できません。

最近の窓について③

そのため、このような住宅は自然の風に頼ることはできないと考えられます。また入った風を出すには同じ面積が必要ですから、南に大きな窓を付けても面積が狭い方の量しか風は入らないことになります。

窓をたくさんつければと思われるかもしれませんが、壁が窓だらけになれば耐力壁をつくる場所が減ってしまいます。

いずれにせよ開口面積の調節ができないと、エアコンなどで室温を調節時間が増えるのではと思います。

次回は、『最近の窓について④~ハイサイド窓の不思議 』です。

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鈴木敏広(一級建築士)

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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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