Mybestpro Members

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

WB工法体験記⑪~WB工法と高気密高断熱の比較その3 WB工法では…

鈴木敏広

鈴木敏広

テーマ:WB工法

前回書いたように高気密高断熱の家では断熱材の熱は内装材に伝わり、室温に影響を与えます。ところがWB工法では、断熱材と内装材の間に第二通気層があります。この空気層は断熱材と室温との間の温度になりますが、その温度はWB工法では基礎、床下、屋根の形状記憶合金付きの換気口により絶えず空気量を調整しています。

夏の第二通気層が下の絵です。夏は各所の換気口が開き基礎→床下→壁の中→小屋裏→外へとどんどん排出します。断熱材の熱が室内側に放熱されますが、第二通気層の空気はその熱も一緒に排出されます。もちろん、全てではありませんが、内装材に伝わる熱は第二通気層の空気が移動していますからかなり減ると考えられます。

WB工法体験記⑪

冬の第二通気層が下の絵です。冬は各所の換気口は閉まっています。室内の暖かい空気はフローヘルスから第二通気層に入ります。夏と違い外気は入ってきませんから、内装材の外側に空気の層が包んでいる状態になります。


WB工法体験記⑪-2

次回は、『WB工法体験記⑫~フローヘルスの説明』です。


---------1955年以来の信頼と実績---------------------------
      まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
-------------------------------------------------------------------------

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼