オープン工法とクローズド工法⑦~クローズド工法の業者はリフォームに困らない
基礎は下の図のように地面を掘って作るのですが、副題の根入れとは地面を掘って埋める工事のことをいいます。たとえば、現場で「根入れ深さ」と言えば地面からどれだけ埋めた寸法のことを、「根切り」とは基礎工事の底面の深さまで掘る工事のことをいいます。
私が持っている小規模建築の基礎工事の本には、基礎は最低でもベースは埋めるようにと書いてあります。しかし、最近は掘らずに現状の地面の上に基礎工事をする業者が増えています。採石の厚みだけ掘る程度で、地面の上にそのまま基礎を作り後で土を盛っている業者が多いのです。
①と②に書いた新しい2階建ての家は大手ハウスメーカーの工事ですが、高くなった理由は上記のように根切りしなかったためと思われます。工事中を見たわけではありませんが、前回書いたように、Aさんの敷地は広く、敷地は道路からも上がっているので、大雨の心配もありません。わざわざ高く家を作る理由はないはずです。
隣の家のことを考え、元の敷地高さに合わせて建てれば防草シートを敷いても問題は起きません。砕石を一時撤去し、防草シートをめくらないと平屋の基礎の周りの土はどんどん下がっていきます。これから直すのは大変だと思います
次回は、『基礎の高さについて④~根入れしない理由』です。
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