オープン工法とクローズド工法④~クローズド工法とは
今回は前回書いた下地工事についてです。
木造軸組工法とは、柱、土台、梁、垂木などで骨組みを作りますが、骨組みだけでは仕上げ材の工事をすることができません。仕上げ材に合った下地工事を柱などの軸組にしてから仕上げ工事をします。下地工事の出来が良ければ仕上がりも良くなります。
最も簡単な例は、屋根の瓦工事です。
梁、桁などの小屋組み、垂木を取り付けてから、野地板、ルーフィング、屋根胴縁を取付けて屋根の瓦を葺きます。垂木までが軸組工事、その後が屋根の下地工事です。野地板を張ることで屋根が面になりますから、瓦を並べる場所ができることになります。
同じように床や壁も柱に下地を作ってから仕上げ工事をします。最近の傾向としては、屋根、床の下地には合板、外壁の下地には合板か木質系の面材を使用する業者が増えています。内壁の下地は圧倒的にプラスターボードです。外壁の下地に合板のような面材を使用する理由は、面材を柱、梁に張ることで耐力壁となるからです。
屋根材や外壁材の工事をする前に屋根はルーフィング、壁には透湿防水シートを張ると雨が入らにないようになります。
次回は、『最近の家の建て方(順番)について④~1階の床工事』です。
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