省エネ基準は検証しなくていいのか⑥~四季のある日本に合った工法は衣替えできること
10月の中旬、雨の日にレッカーで建て方の作業をしている現場がありました。大手メーカーの現場です。その日の天気は雨が降る予報で、その雨も一時的に大雨になると報じられた日でした。
「今日は朝から雨が降るという日にレッカー作業か」と思いながら走って行くと、作業は柱や梁の建て方ではなく外壁や床の材料を取り付ける工事していました(断っておきますが屋根はまだありません。もっとも屋根があればレッカー作業はできませんが)。
「危ないな…。」正直、そう思いました。ただでさえ滑る鉄骨の現場で雨の中、職人は雨合羽を着て作業していました。職人は雨合羽で視界が狭くなる、また、レッカーの運転手も雨で見にくい、作業は中止するような日だと思いました。
メーカーでは工事内容が1日目から完成まで決められているため、天候に関係なく工事が進められて行くと聞いたことがあります。メーカーが安全についてどんな考えかは知りませんが、働く職人の安全を考えているとは私には思えませんでした。
メーカーの工事の安全について書く気はありません。安全に作業する方法があるんのかもしれませんから。工事を見て私が思ったことは「雨の日に壁や床を張れば、隙間には入った水分は乾くのか」です。
このコラムでは、最近の工事の仕方、特に順番について以前と変わってきていることについて書いていきます。
次回は、『最近の家の建て方(順番)について②~最近よく見る家の建て方』です。
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