結露⑫~逆転結露と内部結露が起きるわけ
コラム「結露⑭」(コラム;結露⑭ 参照 )にこれからは内部結露との戦いと書きました。⑤に書いた結露は全て内部結露です。表面結露は⑥に書いた窓ガラスに露が付くような目に見える結露、内部結露は壁の中などで起きる目に見えない結露です。
表面結露は結露していることが目に見えますから、空気中の水蒸気が多いと分かりますが、内部結露は見えません。⑤に書いた雑誌の例もカビ臭いなど住人がニオイやシミなどで気づいて結露と分かっています。結露した状態が見えたわけではないのです。ニオイなどで気づいて壁の材料をはがした時には、内壁材が湿っていたり、防湿シートに露がついていて結露に気づいたのです。
カビだけでなく菌類などで壁の材料も傷んでしまいます。雑誌の例aは室内側のボード、断熱材をとると耐力壁の合板は真っ黒、菌類も発生していて合板も傷んでいることから取り替えないといけないほどです。
分かった時にはすでにかなり被害が大きいことが内部結露の恐ろしさです。
次回は、『夏型結露⑮~住宅が傷まないか考えてられていない』です。
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