「瑕疵保険延長の制度」から思ったこと⑧~誰のための保険なのか
「これからの雨漏り」に書いたように、最近の建てられている住宅などを見ると、屋根はスレート、外壁を横張りの窯業系のサイディングにし、庇、軒のない家などを建てるため10年で塗装しないといけません。横張りのサイディングになるとの継ぎ目が多く、シーリング材も雨風、太陽に傷められ次の10年間持たないため、打ち変えないといけない状態になります。
上記のような家は雨漏りに対して材料に頼っているため、10年で4項目の工事をしないと材料が傷み雨漏りの原因になり、瑕疵の期間に関係なく4項目の工事をはしないと家がダメになってしまいます。
10年保証が義務化になったこと(全ての新築住宅は瑕疵保険廃付保しないといけない)で、10年で直さないといけに家が増えたのでしょうか?
築10年で外壁屋根の塗装工事と目地などのシール材を打ち替えたりすれば、150万以上の費用が掛かります。最近の家は、断熱性能や耐震性能を上げるため開口部(窓)が小さくなっています。外壁の面積は、昔の家よりも多くなっているため200万以上の工事が増えると考えられます。
私はたった10年でこの金額は、高いと思うのですが…。
次回は、『「瑕疵保険延長の制度」から思ったこと⑦~メーカーの60年保証』です。
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