Mybestpro Members

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「瑕疵保険延長の制度」から思ったこと⑥~10年で直さないといけない家

鈴木敏広

鈴木敏広

テーマ:建築の保険

「これからの雨漏り」に書いたように、最近の建てられている住宅などを見ると、屋根はスレート、外壁を横張りの窯業系のサイディングにし、庇、軒のない家などを建てるため10年で塗装しないといけません。横張りのサイディングになるとの継ぎ目が多く、シーリング材も雨風、太陽に傷められ次の10年間持たないため、打ち変えないといけない状態になります。

上記のような家は雨漏りに対して材料に頼っているため、10年で4項目の工事をしないと材料が傷み雨漏りの原因になり、瑕疵の期間に関係なく4項目の工事をはしないと家がダメになってしまいます。

10年保証が義務化になったこと(全ての新築住宅は瑕疵保険廃付保しないといけない)で、10年で直さないといけに家が増えたのでしょうか?

築10年で外壁屋根の塗装工事と目地などのシール材を打ち替えたりすれば、150万以上の費用が掛かります。最近の家は、断熱性能や耐震性能を上げるため開口部(窓)が小さくなっています。外壁の面積は、昔の家よりも多くなっているため200万以上の工事が増えると考えられます。
私はたった10年でこの金額は、高いと思うのですが…。


瑕疵保険⑥

次回は、『「瑕疵保険延長の制度」から思ったこと⑦~メーカーの60年保証』です。


---------1955年以来の信頼と実績--------------
      まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------------------

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ愛知
  3. 愛知の住宅・建物
  4. 愛知の注文住宅・住宅設計
  5. 鈴木敏広
  6. コラム一覧
  7. 「瑕疵保険延長の制度」から思ったこと⑥~10年で直さないといけない家

鈴木敏広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼