材種は何でもいいのか⑤~東京の材木屋さんの実験
このコラムで土台を取り上げたのは、土台が一番下の材料だからです。
コンクリートの基礎の上に設置し家の全ての重さが土台に掛かります。もしも土台が傷んでしまうと地震などの災害には大きな被害が出ます。もしかしたら倒壊するかもしれません。
阪神淡路大震災の時には、シロアリや菌類等で土台など家の一番下が傷んでいて倒壊した家が多くありました。土台が傷んだら家そのものがだめになることがあるのです。
定期点検をして、適切な処置をすればと考える方がいると思いますが、最近の家のつくり方は断熱工事などもあって非常に複雑です。見えない場所が必ずあり、被害があっても見つけにくい、見つけられても大掛かりに解体しないとできない場合が増えていると思います。
完成したら見えない材料だけど家を支える大事な部材が土台なのです。だから、新築する時に少し費用がかかりますが耐久性に優れ、シロアリにも強い材料を使用した方がいいと思います。
次回は、『材種は何でもいいのか⑬~昔の家は床下の風が抜けていた』です。
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