材種は何でもいいのか⑤~東京の材木屋さんの実験
集成材を土台に使用している業者は、基礎パッキンを使用するから使用しているかもしれません。
基礎パッキンとはコンクリートの基礎と土台の間に板状の物を入れ、隙間を設けることで床下の換気をするものです。昔はねこ土台(ネコドダイ)と言い、石やシロアリや菌に強い堅い木材を板状に整形して換気スペースを作りました。現在では樹脂製です。
基礎パッキンを使うと土台とコンクリートが直接ふれないため、コンクリートの湿気が土台に伝わりにくくなるため傷みにくくなります。また、基礎のコンクリートに穴をあけないため、基礎が丈夫になる利点もあります。
でも地面に近いことも変わりませんし、基礎パッキンと土台の間に湿気がある場合、樹脂製の基礎パッキンは湿気を吸収しないため土台が吸収することになります。それでも土台が直にコンクリートに乗ることを考えれば傷みにくくなるのは間違いありません。
ただ、私は「基礎パッキンにすれば床下の換気は十分なのか」と考えています。次回は、その疑問です。
次回は、『材種は何でもいいのか⑧~基礎パッキンのギモン その1』です。
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