オープン工法とクローズド工法⑨～住宅の履歴書について
私は、新築工事をしたことがない人がリフォーム工事をしない方が、所有者のためだと思っています。オープン工法で建てた家でも、完成されれば床下、壁の中、天井裏などの部分は見えないからです。
コラム「リフォームの方が難しい」に書いたように、新築工事よりもリフォーム工事の方が難しいのですが、オープン工法で建てた家ならクローズド工法の業者もオープン工法の家のリフォームができます。つくり方が分かるからです。
そう考えるとオープン工法で建てた家を所有している人が、クローズド工法で新築工事をしている業者にリフォームを依頼することが考えられます。オープン工法の家を建てたことがない業者、知識と経験に乏しい業者がリフォームする…オープン工法の所有者にとって良いこととは私は思いません。
また、クローズド工法で新築工事している業者は、建てた数だけ必ずリフォーム工事ができます。他社にはとられません。それに加えて他社のオープン工法で建てられた家のリフォームすることができるため、必ずリフォーム工事は新築した数よりも増えることになり
次回は、『オープン工法とクローズド工法⑦～中古住宅市場について』です。
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