省エネ基準は検証しなくていいのか⑦~せめて二重通気工法の基準を
①に「施主(所有者)にとって作られてからも同じ条件」と書きました。新築の時は、どの業者にするか選ぶことはできますが、前回の終わりに書いたようにリフォームする時には、オープン工法で建てた建物の所有者には選択の自由がありますが、クローズド工法で建てたt建物の所有者に選択の自由がないのです。所有者から見たら作られてからは同じ条件にならないのです。
大きな会社(クローズド工法の業者は大きな会社が多いです)なので安心と考えるかもしれませんが、建てた業者しかわからないということは、クローズド工法で建てた家をリフォームする時に「間取り変更ができるか」といったリフォームの内容についても他の業者では分からないため相談もできません。また見積りを出されても、金額が高いのか安いのか他の業者と比較できません。「○○のような工事内容で工事額△△円です。」と言われれば、その通りに従うしかないのです。
このように、クローズ工法で建てた家の所有者は、リフォームする時は業者選択から工事内容、掛る費用まで第三者的な判断はできないため、業者が内容を決め工事をして費用を請求する。所有者には何の選択肢もないのです。
どうやって作ったか、つくり方が公開されていないということは、その業者以外しかリフォーム内容もわからないのです。
次回は、『オープン工法とクローズド工法⑦~クローズド工法の業者はリフォームに困らない』です。
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