最近の家の建て方(順番)について⑬～余談2 アンカーボルトは大丈夫か
以前に新築の相談に来た方にこう言われました
「あなたに工事を依頼して、あなたが亡くなったらどうするのですか？」と聞かれました。私は「私がいなくなっても大工がいれば直せます。」と答えたのですが、意味が分からなかったようでした。
オープン工法で建てていれば、他の職人でも直すことができます。③で法隆寺の事を書きましたが同じ木造軸組み工法なら、1300年前の建物も直せるのですから、在来工法の木造住宅は大工という職業がなくならない限り、直すことができます。分からないところがあればオープン工法なので調べることができます。
新聞社の○○氏には、私のお客様の中で私の工務店で新築していない方がたくさんいると言いました。在来工法ですから、他の大工が建てた住宅でも見にいけば、大体作り方は分かるためリフォームできるのです。
だから、私はよく下のようにお客さんに言います。
「ホームセンターや一般の建築材料を売っている店で手に入る材料で家はつくらないとだめですよ。」と
住宅のように世代にわたって使用されるモノは、会社とか個人で責任を持つことには限界がありますから、責任はその業界で持てないとだめなのです。クローズド工法で建てればその工法を採用している会社しか直せません。もしもその会社がなくなれば直すことができないのです。
次回は、『オープン工法とクローズド工法⑥～作られてからも同じ条件とは 』です。
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