最近の家の建て方(順番)について⑪~雨の影響は受けることは当たり前
オープン工法とはつくり方が公開されている工法のことです。簡単に説明すると書店に行けばそのつくり方の本が売られている、インターネットなどで誰でも知ろうとすれば知ることができる工法のことです。
私は○○氏に、日本でオープン工法の木造住宅は私の工務店でも使っている在来工法と呼ばれている「木造軸組工法」と「2x4工法」しかありませんと言いました。
2x4工法は1975年頃にアメリカから輸入された工法で、輸入された時に日本式に細かく作り方を決められました。ですから、2x4工法はオープン工法となったのです。
日本では歴史上、たくさん木造住宅が造られてきましたが、柱(たて)と梁(よこ)に木材をくみ、屋根、壁、床を作り建具で室内を仕切る現代の家は室町時代に作られ始めた書院造が基本だといわれています。
その後、江戸時代の大名が現在の各地の市や町となる城下町を作り、その町に作られる住宅も(程度の差はあっても)構造は同じ軸組工法で建てられました。日本中で同じ工法の家が建てられるようになることは、日本中にその工法ができる職人が存在することになります。
現代まで日本中の大工が延々とその技術を継承して現在に至っています。誰でも知っている木造軸組工法は日本中の大工が知っている、「在り来たり(ありきたり)」の工法となったのです。
※在り来たり(ありきたり)とは、当たり前で珍しくないことです。
次回は、『オープン工法とクローズド工法③~解体修理』です。
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