集成材の疑問⑥~強度=接着剤の強さ
日本には木があるのに、わざわざ加工して集成材を使用する理由は作る側にあり、⑤に書いた二つの理由「誰が作っても同じになる」、「大量生産に向いている」ではないかと私は思っています。
本物の木材は一本一本異なるため材料を選ばないといけません。集成材は、割れがなく寸法が同じモノが工場でたくさんつくることができる。材料が計画的に出来れば、たくさん家を売ることができる、売る側のメリットとが大きいのです。
現在、大手住宅会社でも小さな工務店でもなく、その会社には工務店のように職人もいなければメーカーのように部材の工場も持たない会社があります。ほぼ営業社員だけ、もしかすると設計も外注、そのような会社は契約までしてから、プレカット工場で集成材の加工を依頼し現場に搬入、下請けの職人に組立させています。
自社工場がなくてもハウスメーカーのように工場で加工して一定のものが作ることができます。家を建てるための技術的な知識や経験よりも、家を売っていくノウハウだけで業績を上げているのです。
誰が作っても同じ、大量生産に向いていれば家電製品や車と同じことになります。そうなると宣伝などの営業力に力を入れればよいことになります。
次回は「集成材の疑問⑮~集成材に合った作り方を」です
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