集成材の疑問①~集成材とは
集成材は接着剤で木を貼り合わせて作りますから、長い材料、太い材料、広い板材などが簡単にできます。
長く太い集成材を使って、今までは鉄骨でないとできない建物、例えば体育館なども建てられています。1992年に建設された島根県の出雲ドームは、大断面構造用集成材を使用した施設で直径140.7m、高さ48.9mの大きさです。
法律の規制をクリアすれば、出雲ドームのような施設だけでなく、3階を越える建物(たとえばマンション)も可能でしょう。日本では防火の規制があるため実現しませんが、燃えない、燃えにくい方法ができれば、コンクリートや鉄骨ではなく集成材を使って4,5階のマンションが出来ると思います。地震のことを考えれば、鉄やコンクリートに比べ自重の軽い木材は、それだけでも有利です。
精度良く、大きな材料が作ることができることは、集成材の優れた点です。本物の木では大きな木を探すだけでたいへんで、仮に探すことができたとしてもそれが材料になるか切ってみないと分らないからです。
次回は「集成材の疑問④~木の欠点がない」です
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