集成材の疑問⑥~強度=接着剤の強さ
集成材は接着剤で貼り合わせていますから、使う木材の強度と接着剤の組み合わせて強度は自在に作ることができます。ですから、構造用と造作用に分けられるのです。
普通の木材は、何年もかかって自然に出来た材料の為、その強度は分りません。また、樹種が同じでも環境により強度が異なります。強度を自在に作ることができることは、自然材料の木材では不可能な事です。
集成材の利点の一つは、強度が一定しない木材と違い、(制限はあると思いますが)ある範囲内で一定の強度の材料を大量に作ることができることです。そして、強度がわかっているために構造計算することができます。
構造計算とは、決められた強度を満たしているか計算によって判定できることです。構造計算するためには、1×2=2のように計算するための数値が決まらないと計算できません。集成材なら引張(圧縮)と曲げ、せん断などの強度が決められていますから計算できるのです。
次回は「集成材の疑問③~大きな材料ができる」です
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