調湿4~日本の気候は人に厳しい
調湿材とは湿度が多いときには吸湿し、湿度が低いときには放出する材料です。電気も使わないで湿度を調整してくれるため、調湿材を使用すれば結露する可能性が低くなります。
こんな便利な材料があれば使いたいと思いますが、8に書いたように日本の昔の家は木、土、紙で出来ていました。すべて調湿材だったのです。ところが9に書いたように現代の家にはほとんど調湿材を使っていません。調湿能力はほとんどないといえます。
それどころか集成材の木片一つ一つは本物の木と同じなので、吸放湿することができますが、木片が膨張収縮を繰り返せば接着層がはがれたり木片がひび割れ、集成材自体がダメになるかもしれません。
集成材の家では内装だけでなく床下、天井裏、壁の中の構造材も調湿能力は期待できないのです。
次回は「調湿15~調湿材の種類」です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------