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調湿14~調湿材

鈴木敏広

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テーマ:調湿

調湿材とは湿度が多いときには吸湿し、湿度が低いときには放出する材料です。電気も使わないで湿度を調整してくれるため、調湿材を使用すれば結露する可能性が低くなります。

こんな便利な材料があれば使いたいと思いますが、8に書いたように日本の昔の家は木、土、紙で出来ていました。すべて調湿材だったのです。ところが9に書いたように現代の家にはほとんど調湿材を使っていません。調湿能力はほとんどないといえます。

調湿14

それどころか集成材の木片一つ一つは本物の木と同じなので、吸放湿することができますが、木片が膨張収縮を繰り返せば接着層がはがれたり木片がひび割れ、集成材自体がダメになるかもしれません。

集成材の家では内装だけでなく床下、天井裏、壁の中の構造材も調湿能力は期待できないのです。

次回は「調湿15~調湿材の種類」です。

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鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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