調湿10~室内で発生する水蒸気
省エネのために、断熱材とペアガラスを使った家では、コラム「結露1」(コラム;結露1 参照)に書いたように家の中と外は全く別の温度にできます。しかし、温度を保つために断熱性能を上げているのであって、湿度のことは考えられていません。コラム「結露4」(コラム;結露4 参照)に書いたように温度と湿度には密接な関係があり、温度が変われば湿度も変わることができます。
昨年の春に新しい断熱基準が発表されましたが、いままで同様に湿度調整のことは問われていません。ますます、外気とのつながりはなくなり、水蒸気は家の中から出ないことになります。
次回に書くように、日本の気候は夏も冬も外気の温度湿度共に逆にして生活したいことを考えると、高気密高断熱住宅を作るには温度だけではなく、空気中の水蒸気の量(湿度)を調節できるようにしないといけないのではと思うのです。
次回は「調湿4~日本の気候は厳しい」です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------