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階段3~階段は危険な場所

鈴木敏広

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テーマ:階段

学生の頃、講義で
『階段を設計する時に廻り階段は設計しないように。もしどうしても、廻り階段で設計しないといけない場合は上で回るのではなく、下で回るようにしなさい。』
と教わりました。下で回れば下階の床が近いため、落ちる高さは60㎝~80㎝ぐらい。足を滑らせても大きなケガにはならないからという説明でした。
階段3-1
そもそも、階段は人が動きながら上下に移動する廊下で、家の中では特別な場所です。他の場所はほとんど水平に移動しますから、上下に移動する場所があるとすれば、玄関や勝手口のように外へ出る場所しかありません。日本では、玄関や勝手口で靴を履きますから必ず一度は止まります。このため人の動きとしてはケガをしにくいと考えられます。それに玄関や勝手口の段差は1~2段ほど、踏み外しても階段のように大きなケガにはなりにくいと思います。

それに比べ、階段は歩いている延長で上がります。普通の住宅の1階床から2階床の高さは約3m。もし、
2階から降りる時に踏み外し、運が悪ければ約3m下へ落ちることになります。階段に要求される性能の
第一は安全でないといけないと思います。
階段3-2
階段の事故は降りる時が大事です。上る時には足を踏み外しても手をついたり、つかまることができますが、降りる時はつかまることができないからです。
次回は、『階段4~階段の種類』です。

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鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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