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階段2~A階段が多いわけ

鈴木敏広

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テーマ:階段

A階段が多い理由は、A階段の平面図を見ると正方形です。正方形だと間取りを考える時に楽なのです。階段の設計は、3尺や1mの基準寸法をマス目で考えることが普通です。A階段は正方形ですから4マス分。面積も小さく、梁も四角に配置するだけで簡単です。B階段のような折り返し階段は、A階段の周り部分の段数を直進部分に配置します。その分だけ面積は大きくなり、正方形でなく、長方形になります。A階段と比べると面積必要となり、間取りの設計も難しくなります。
階段2
A階段は上がる場所と上がった場所がほぼ同じため、1階と2階の同じ位置に同じような大きさの部屋が配置できるので、多くの場合長い廊下が入りません。しかし、回転しながら120㎝上がります。足を踏み外せばケガをしやすく、間取りに都合がよくても危険ではダメだと思います。
次回は、『階段3~階段は危険な場所』です。

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鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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