危ない吹き抜け7~教科書通りの家
記事の吹き抜けの例は、16帖の部屋の真ん中が吹き抜けで、吹き抜けの周りは四方が床になっています。16帖の大きさは最近多いLDKを想定したのかもしれません。しかし、住宅雑誌などでよく見る吹き抜けは、南面のLDKに大きな吹き抜けです。なぜ、住宅雑誌で多いLDKの大きな吹き抜けの例で実験しないのか・・・もしかしたら、LDKの大きな吹き抜けでは、強度不足になるとわかって行わなかったのではないでしょうか。(そもそも、大きな吹き抜けを作ること自体が危険だと私は思っています。(コラム「吹き抜け15」参照)
最近の住宅は、本当に吹き抜けが多いです。これらの設計者は吹き抜けが家全体の強度を下げることを知っていて、補強して設計しているのでしょうか?
次回は、「危ない吹き抜け3~記事の補強方法」です。