危ない吹き抜け9~昭和8年の家の補強工事
このコラムは、吹き抜けによる家の強度(吹き抜けが家にどう影響を与えるか)についてです。コラム「吹き抜け」の続編ですので、前作を読んでから読むのがオススメです。
私が定期購読している雑誌の記事に「手計算で求める吹き抜けの補強方法」という記事がありました。”吹き抜けの耐震計算方法がない”、”法規制もないため合板協会で作成した”という内容でした。
補強方法を考えた理由は、”危険な吹き抜けが放置されているから”と記事の中に書かれています。
今の耐震計算は吹き抜けのことを全く考慮していません。吹き抜けの法的な計算方法は現状ではないので、パソコンでは計算ができず(対応ソフトがありません。作っても認められないと思います)、手計算となります。
次回は、「危ない吹き抜け2~雑誌の例」です。