リフォームの時代② 空き家750万戸
リフォームは簡単にできる仕事ではありません。
国が活性化しようとしても簡単に活性化しない仕事なのです。窓口の業者はドンドン増えてもリフォーム工事が出来る職人は簡単に増えないからです。
新しいリフォーム業者は、仕事さえ取れば、後は下請けの職人におまかせ。職人は言われた事だけを淡々とします。リフォーム業者は、工事の方法は詳しくないので職人のしている事が分りませんが、とにかく早く、問題なく終わることを考えます。職人は傷んでいて取り替えた方がいいと思うところであっても、リフォーム業者にそのことを説明しても理解されないことが多く、また時間がかからない方が職人にとっても、よい事なので見て見ぬふりです。
リフォーム業界は今、過渡期です。現場軽視する業者が増えることはその傾向が続くことになります。
リフォーム工事は「お金がある、需要がある」から増える仕事ではありませんし、未経験者や経験年数の浅い者ができる仕事ではありません。にわか職人では無理なのです。ですから「需要があるから増える」という仕事ではないのです。
次回は『リフォームの時代⑭ 広告宣伝と現場軽視』です。