リフォームの時代⑬ 急成長したリフォーム業界のひずみ
リフォーム専門店は私にとっては不思議な業者です。リフォーム工事の方が新築よりも難しいはずなのに専門店を名乗ることがよく分らないのです。新築専門店なら解りますが、リフォーム専門店は理解できません。なぜなら、リフォームができれば新築もできるはずと思っているからです。
モノをつくる人なら誰でも新しくつくるより修理、修繕が難しいことは分かると思います。リフォーム工事は新築工事より小さな工事の積み重ねですから、細かいことが分らなければ、当然、出来ません。経験と知識がないとできないリフォーム専門店がどんどん増えている・・・不思議でなりません。
では、増えているリフォーム専門店などでは何をしているのでしょうか?
仕事の内容を簡単にいうと宣伝、集客、設計、見積り、工事監理ですが、宣伝・集客以外は下請けになる工務店や職人がいないとできません。リフォーム専門店の中には、工事の方法を詳しく知っている人、工事ができる職人もいないことが現実には多いのです。
ですから、リフォームの時代⑨の経験談に書いたような状態になるのです。
次回は『リフォームの時代⑬ 急成長したリフォーム業界のひずみ』です。