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鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「WELL珈琲」新築工事日記53~消防署と保健所

鈴木敏広

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テーマ:WELL珈琲新築工事日記

今度は、ちゃんと見積もらなければならないので、保健所と消防署に行きました。
店舗なので建築の法律だけでなく消防法や衛生に関することも建築に関係するのです。

消防署では、1階だけでなく2階にも非常用の侵入口を設けるように言われました。しかも2か所。なんで2階には客席がないのに侵入口がいるのか分りませんが、とにかく付けなければ許可されませんから、人が外部から入れる入口を各階に2か所つくらないといけません。1階は入口と勝手口でOKなのですが、2階は困りました。また、非常口の誘導灯も付けるように言われました。

次に保健所に行きました。これから喫茶店をつくるので設計のことで注意することを聞きに来ましたと訪問の理由を言うと、女性の方が書類を持って出てきました。ゆっくりとした喋り方で話が始まりましたが、喫茶店を経営する人と勘違いしているらしく、提出する書類の説明を始めました。

私 「私が喫茶店をするのではなく、これから設計するので聞きに来たのですが。」
女性「違うのですか?」
私 「これから設計するためにきたのです。」
それから、非常にスローな話し方で説明が始まりました。相手をしていてくたびれてしまいました。
要は、厨房に手洗を設けること、厨房との境にスイングドアを付けること、玄関の戸はホコリガ入らないように自動で閉まる事でした。

53

次の日この事をお施主さんに伝え、侵入口の案を伝え一部変更して見積もることを伝えました。

次回は「厨房設備の配置」です

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鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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