WELL珈琲新築工事日誌64~7月初め 外構工事1
私 「松は元々シロアリにも弱いですが…。」
と言って一冊の雑誌を広げました。
私 「この写真は、東京の材木屋さんが同じ大きさの木を外に置いて実験した写真です。左から日本の桧と杉、米ツガ、そして右端に崩れているのがホワイトウッドです。」
施主「形がありません…。」
私 「この写真は、一時ネットでホワイトウッドと検索すると1、2番目に出ていました。この材木屋さんは、この写真のために、ホワイトウッドを使用している会社から嫌がらせのメールが来たそうです。本人はこんなことになるとは思っていなかったそうですが。」
施主「そんな木をどうして使っていいのですか?」
私 「使っていいのではなく=使ってはいけないとは書いてないということです。木材は樹種によって極端に強度は下がりません。強度があれば使っていいことになっています。ところが、桧や杉に比べ腐りやすいとは書いてないのです。Wウッドを構造材として使用している会社などは、防水シート張っているから大丈夫と言っています。」
施主「雨漏れしなければ腐らないのですか?」
私 「新築した時はそうでしょう。新築時から雨漏れしていれば問題ですから。でも、地震や台風で少しずつ家は変形していくものです。何年も経てばどこからか水が入ってきてもおかしくないのです。その時には、防水シートのために木材が傷んでいることになかなか気づきません。気付いた時には手遅れ、もしかすると、とんでもない金額を書けないと修理できないかもしれません。」
次回は、柱も土台も桧です。