WELL珈琲新築工事日誌65~7月初め 外構工事2
土台の据付工事です。アンカーボルトに土台を固定します。
この土台は桧の無垢材、しかも半割り材です。
木は垂直に立って生えているのが自然の状態です。その木を横に使う、しかも、土台は最も下に使う材料です。土台に若い材料を使うことは、良い事ではないのです。半割り材では、一本の木で二本の木が取れるぐらい大きな木が必要です。木が大きいとそれだけ年を重ね狂いにくく、割れにくくなるのです。土台に半割り材を使うのはそのためです。
最近は、どこの部材でも集成材を使いますが、集成材が使われ出した頃は土台だけは本物でした。その理由は地面に最も近い材料は湿気、水に弱い材料である集成材は使えないと考えられたのです。最近はどうしていいのか私は知りません。何しろ使った事がないですから。
土台とコンクリート基礎の間に敷いてあるのは、土台ガードです。
土台ガードはコンクリートが雨の日などに湿気を含んでも、土台に伝わりにくくなり土台を乾燥状態に保ちます。また、シロアリが上がろうとしても、シロアリは土台ガードに阻まれて木にたどり着けません。シロアリの被害を受けにくくなります、一石二鳥です。
次回は過去編「プラン変更の依頼」です。