Mybestpro Members

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

WELL珈琲新築工事日誌12~一週間後、プラン提示②

鈴木敏広

鈴木敏広

テーマ:WELL珈琲新築工事日記

私 「あれから、○△会社さんの図面を見ましたが、客席の椅子をテーブルに入れた状態で書いてありますが、これでは実際にお客さんが来て座ったときに椅子は今の図面より外に出ます、つまり、使用中の椅子の位置はもっと面積を取ります。この通路などは、人が座っていればおそらくウエイトレスとお客さんはすれ違うことができません。」と指摘すると

施主「通れませんか?」

私 「通れないとは言いませんが通路の幅は実際には80㎝程でしょう。この通路は、お客さん、ウエイトレス、トイレに行く人、二階へあがる人が通ります。最も人が通るところです。80㎝では通る人同士が協力してよけないと通れません。」

             

私 「他にもここも4人掛けテーブルが並んでいますが、テーブルとテーブルの間は図面を測ると40㎝程です。隣のテーブルの人によけてもらわないと奥の席に座れません。」

施主「そこは片方を2人席にするしかないか…。」

私 「この設計士さんも設計の勉強している時には、最大面積で書くように習ったはずですが、僕のように今では図面を手で描かずCADの図を張り付けますから、入ればいいと思っているのです。これが住宅なら、家族によけてもらえば通れますが、お店ではこれではまずいと思います。椅子は引いた状態、つまり最も場所を取る状態で描かないと実際に通路が使えるか分りません。」

施主「なるほど。」

              

この日は、検討するということで図面を持って帰られました。

次回は現在編 工場にて加工中です

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼