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鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

WELL珈琲新築工事日誌10~当工務店の事務所にて3

鈴木敏広

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テーマ:WELL珈琲新築工事日記

つづいて平面図を見ると
私 「この階段の位置は感心しませんね。」

施主「どういう理由ですか?」

私 「階段は吹き抜けと同じです。このプランのように家の出隅に階段をつくるとこの角の柱は約6m単独で立っていることになります。地震や台風などでこの柱に大きな力が掛かります。」

施主「地震に弱いのですか?」

私 「最近の設計士さんは、梁伏図という床下、天井裏の梁の図面を書きません。間取りばかり考えています。角に階段をつくると床のつながりがないため、この柱には外壁の重量と屋根の重量を受けながら、横方向の力を単独で受けていることが想像できないのです。地震などでも最も力が掛かるのは家の角です。2階建ての出隅に階段を設ける事はよくないと思いますよ。」

施主「ふーん…。」

というような話の後、プランを考えることになりました。

          
次回はプラン提示です。

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鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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