建築は大工が造ってきたが24-職人の心
以前、読んだ外尾悦郎さんの本によると、サクラダ・ファミリアの設計者アントニオ・ガウディは、設計図だけでは自分の造る物は表せないと思い、職人に見せる模型を造りました。
模型を見せて職人と話しながらつくり、その意見を取り入れていたようです。職人の意欲を最大限に引き出して造っていたのです。
1926年6月7日ガウディはミサに向かうため、サクラダ・ファミリアを出て市電にはねられます。ガウディはサクラダファミリアの建設費に資金を出して無一文となり、ボロボロの服を着ていたため、病院の大部屋に寝かされていました。三日後の6月10早朝に亡くなります。
ガウディが7日にサクラダファミリア後にする時、職人に言った言葉です。
「諸君、明日はもっと良いものをつくろう」