マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1716《どう築く?職場の人間関係②「同じ釜の飯を食う」》

2018年8月21日

テーマ:人間関係を良好にするマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

「鉄は熱いうちに打て」といわれますが、理想は幼い頃より家庭環境に恵まれることだと痛感しています。

だから私が主催する研修会やマナーやコミュニケーション講座は、食事のマナーにエネルギーを注ぐわけです。

特に《食卓から発信するハッピーライフストーリー》の講話は、家族団らんの食卓作りを勧める講話で、婦人会、PTA、地域、各種団体、大学、企業等で精力的に展開しています。

また各種団体や企業などで研修会を行う際にも「ランチタイム」の共有を勧めます。

美味しいものを楽しく食べる時には、互いにコミュニケーションの活性化が図れるからです。

現に「同じ釜の飯を食う」という諺は今なお生きています。

同じ共同体が同じものを食べることにより帰属意識を持ったり、それを強める意味ですが、それぞれ食べるものは異なっても、食卓を共にするだけでもそれなりに効果は期待できるでしょう。

例えば、仕事では接点がない人と知り合いになったり、堅苦しい雰囲気の会議ではしゃべれない個人的意見も、リラックスして話せるとか・・・。

食卓を共にすることで、デジタルコミュニケーションでは得られない連帯感が生まれるということです。
ちなみに食事を共にするということは「相手をより理解する」「相手とより仲良くする」ことです。

自由とか個性が尊重される時代は良い面も沢山ありますが、そればかりでは他者との良好な人間関係は築けないでしょう。

また現在進行形の「働き方改革」は、かなり職場で浸透してきているようですが、物事を合理的にとらえている感が多々あります。
人間関係は逆で、非常に手間暇を要するというのが私の持論です。

話が少しそれますが、私は就職サポーターとして若者から還暦過ぎの人たちの就職・再就職支援に関わっています。

だから「働き方改革」には強い関心を抱いていますが、その前に大切なことがあります。

それは世界屈指の長寿国になった日本で、どんな仕事について、どのような人生を、どのように過ごしたいのか?を明確に描くことを進めています。

それができていないと、どんなに労働時間を短縮してもハッピーな生活は望めないかもしれませんね。

加えてあらゆる人との人間関係しかりです。

例えば働き方改革で金曜日に昼までで仕事を終えた主人が、それ以後の時間をどう過ごしていいかわからなかったり、家庭や地域での人間関係が悪ければ、早く帰宅しても、かえって苦痛になります。

一見無駄なように思えるかもしれませんが、無駄や矛盾を感じながら手間暇かけて築くのが、人生設計と良好な人間関係だと考えます。
当然、自分理解も必要です。

「手間暇かける」とは、労力や時間をしっかりかけるということです。
家事に手間暇かければそれだけ潤いも増すし、料理に手間暇枯れればより味わい深いものになります。

人間関係も同じです。
だから価値があるということです。

くれぐれも、良好な人間関係を築くのに見返りは求めないでくださいね。
次回に続きます。

この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話1716《どう築く?職場の人間関係②「同じ釜の飯を食う」》

© My Best Pro