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平松幹夫

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コラム

マナーうんちく話1640《花見も良いけど、和の心で桜を愛でる「桜人」も・・・》

歳時記のマナー

2018年3月25日

梅は咲いたか桜はまだかいな・・・という有名な小唄がありますが、今年は桜の開花が早く、梅と桜が同時に楽しめそうですね。

美しいものや素晴らしいものが並んでいることの例えで「梅と桜」という表現がありますが、今年はまさにそうで、例年よりいいことがありそうな気がします。

ところで四季が豊かな日本には「紅葉前線」と「桜前線」という美しい季節の言葉があります。

これらは気象用語ではなくマスメディアの造語ですが、今ではすっかりおなじみになり大きな楽しみの一つになっています。

ちなみに桜前線とは、日本人の心の花である日本各地の桜(ソメイヨシノ)の開花予想を日で結んだ線ですが、紅葉前線とは逆で、南から北へ、高度の低いところから高いところへと進みます。

さらに桜の季節には「桜便り」という言葉もあります。
桜の花が咲いた様子を知らせる頼りのことですが、花の咲き具合を克明に知らせる国は恐らく日本ぐらいでしょう。

標本木が5輪から6輪咲いた状態を「開花」、80パーセント以上咲いたら「満開」と表現されますが、最近では開花日から満開になる日まで教えてくれるので予定が立てやすくなりました。

恐らくこれも日本独特の文化だと思いますが、開花したら次は「ちらほら」「3部咲き」「5分咲き」「満開近し」「満開」などと、刻一刻と様子を知らせてくれ、それにより一喜一憂するのもまた春の大きな楽しみの一つです。

しかし桜が美しく咲けば、今度は散るのが心配になります。
この時期は桜の様子に心を奪われ、何となく落ち着かないということでしょうか・・・
《世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし》と在原業平は読んでいます。

この気持は今も昔も同じようですが、最近は「花見」になっていますが、当時は「桜人」、つまり飲んで歌って騒ぐのではなく、優雅に桜を愛でる文化だったようですね。

日本という国は、桜人や桜狩りに込められたような「和の心」から、多くのしきたりや風習が生まれ、それが暮らしの中にすっかり定着し、外国人が羨ましがる美しい文化になった本当に素晴らしい国だと思います。

和食に込められた豊かな精神文化がそれを象徴している気がします。

ところで桜の開花状況ですが、なぜ「〇割咲き」ではなく「〇分咲き」という表現になるのでしょうか?
打率は「割り」で表現されます。

《割》と《分》は違う場面で表現されますが、割りは数量などを表現する際に使用され、状態を表現するときには「分」が多いようです。

例えば「腹8分に医者いらず」とか、頭を「五分刈りにする」とか、着物の「七分袖」などと表現されます。

今年の花見は例年より少し趣を変えて、花見にこめた先人の思いを味わいながら桜を愛でてはいかがでしょうか・・・。

そうすることにより日本という国に、さらに愛着がわき、日本の心がよみがえってくるでしょう。

次回はさらには波の起源などに触れてまいります。

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