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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1585《こんな時代だからこそ改めて考えてみたい「義理」と「マナー」》

2017年12月25日

テーマ:人間関係を良好にするマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

一年の最後の月「除月」もわずかになりました。
年内に仕上げなくてはいけないことが多々あり、何かとあわただしく過ごされている人も多いと思います。

特に人間関係に関わることはおろそかにできません。

ところで今やAIつまり人工頭脳全盛の時代になろうとしていますが、こんな中先人が大切にしてきた「義理」をどのように思いますか。

プライベートやビジネスを通じ様々な義理に縛られている人も多々あることでしょう。

義理だけで年賀状を出す人もいるかもしれませんね。

また義理は時代の流れに逆行するから、ほどほどにしてほしいと感じている人も多いと思います。

しかし時代がいかに変わろうとも、義理だけは大切にしたいと思っている人も多いはずです。

どちらが良い、悪いとは言えませんが、義理が廃れて、寂寥とした状況になることを想像すると、いくら便利になっても、物が豊かになっても心に栄養は届かないと思います。

ちなみに「マナー」とは《感謝、尊敬、思いやりの心を抱き、それを態度や表情や言葉や文章などで具体的に表現すること》です。

そして「義理」とは、《受けた恩に対しての感謝の気持ちを表現すること》です。
表現の仕方は人それぞれです。
受けた恩の度合いにもよりますし、恩を受けた人の価値観にもよるでしょう。

マナーの発揮の仕方が悪ければ「マナー違反」といわれます。

マナーはルールでも法律でもないので、マナー違反という表現はおかしいと思うかもしれませんが、社会通念上認められているので差し支えないと思います。

その点、恩を受けておきながら、その恩に対して感謝の表現が不足すれば「義理知らず」といわれます。

昭和の中頃に大ヒットした「人生劇場」という歌謡曲の歌詞の中に、「義理が廃ればこの世は闇よ・・・」とうたわれています。

世の中がまだ発展途上にあった価値観と今は当然異なりますが、この歌詞は理にかなっていると思います。
なぜなら、義理が廃れば、人間関係に亀裂が入ってしまうからです。

つまり「義理」とは、社会生活を円滑にする潤滑油であり、マナーは人間関係を円滑にしてくれる潤滑油です。

この時期になると年賀状を書くようになりますが、リストの中には今では付き合いがほとんどなくなっている人も多くいます。

「じゃ出すのをやめようか?」と迷うこともありますが、その人との縁を思い浮かべるにつけ、リストから外すわけにはいかなくなります。

年賀状一枚がなんとか義理を保っていることもあります。
実はこの一枚のやり取りが義理を維持し、さらに元気証明にもなっているので、年賀状の効果は大きいですね。

恩を受けた人が、相手が望む以上に物質的にも、ソフト面でも義理を果たすことを「義理堅い」と表現しますが、こんな人を世間はほってはおきません。

今景気がいいから学生の就職状況は過去最高水準で推移しているようですが、その裏に大きな矛盾が隠れていることはあまり表面に出ていません。

離職率も非常に高い水準で推移しているということです。

就職と離職。
結婚と離婚。
どちらもマナーや義理は切り離なせないでしょう。

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