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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1574《忘年会での「無礼講」はどこまで許されるの?》

2017年12月10日

テーマ:歳時記のマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

無礼講に関してはよく質問を受けるところですが、難しいところです。
無礼講といった上司の本意が理解できれば、それに合わせばいいのですが・・・。

私が長年経験した限りでは、日本のビジネスシーンは決して甘くないということです。「無礼講であって無礼講にあらず」がお勧めです。

無礼講という言葉は古く、後醍醐天皇がある戦略会議を開いたときに、周囲の者を欺くために、羽目を外した宴会を催し、その礼節を書いた振る舞いを見た人が、そのことを「無礼講」と呼んだのが始まりだといわれています。

従って無礼講といわれれば、はある程度羽目を外してもよさそうな気がしますが、最低限の節度はきちんと守ってください。

ちなみに上司が「今日は無礼講で・・・」といえば、「上下の隔たりなく気軽に交流しよう」「自分の度量の高さを部下に示したい」などが考えられます。

従って、あえて無礼講と言われたら、上座、下座にこだわらない、自由に席を立ってもいいなど、具体的な行動様式を幹事が説明することが望ましいですね。
幹事の腕でしょう。

そして気軽に交流するにしても、最初と最後、特に最後はけじめをつけて真摯な態度で振舞ってください。
終わりが大切だということです。

後醍醐天皇ではないけど、意外に無礼講といった上司が部下の本音を探っているかもしれませんね。
これを逆手に取って得点を稼ぐのもいいかも・・・。

麻雀を初対面の人とするときには最初にルールを決めます。
宴会の時にも無礼講といえば、具体的にどこまで許されるのか?
最初に取り決めをしておけばスムーズに進行するでしょう。

最後になりましたが、無礼講であろうとなかろうと、宴会の目的はいろいろな人と交流を図ることです。

その大前提は相手に対する「思いやり」だということを忘れないでくださいね。

冒頭に忘年会には明るい装いで参加することをお勧めしましたが、これも自分のためであり、相手を気分良くするので思いやりになるわけですね。

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