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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1558《正しく身に付けたい参拝の知識と作法②》

2017年11月11日

テーマ:歳時記のマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

お賽銭の次は「鈴」を鳴らします。
鈴を鳴らすことで神様におきて頂くわけです。
神霊をお招きするということですね。

鈴を鳴らしたら2回深いお辞儀をします。
お辞儀の次は、胸の高さで両手を合わし、心の中で住所、氏名を名乗り、感謝の言葉を添えて、願い事を唱えればいいでしょう。
いきなりお願いをするのではなく、感謝が先にくればいいですね。

2回拍手を打ち、最後に深いお辞儀を1回してください。
「2礼2拍手1礼」の作法です。
但し神社により異なる場合もあります。

ここで「なぜ手をたたくのか?」ということに触れておきます。

かつて日本人は何かあるごとに神事を行っていました。
無病息災、子どもの健やかな成長、五穀豊穣などを祈願してきたわけですが、その際神殿に農作物や果物や魚をお供えします。

その時に、「柏の葉」で編んだ食器に食べ物を入れて、2回手をたたいてお供えしたからという説があります。だから「拍手」を「柏手」と混合したという説もあります。

神様を拝む時、両手の手のひらを打ち合わせて鳴らすことは「拍手」と認識していただければと思います。

そして「拍手」をする理由は①神様に歓喜の気持ちを表現するため。②願いをかなえるために音を立てて神様を呼び寄せるため。③邪気を払うため。などの理由が考えられます。

魏志倭人伝の頃には貴人に対しても、手を打って敬意を表していたという説もあります。

ちなみに弔事では拍手で音を立てません。
「忍手(しのびて)」といいます。

日本にはコンビニよりはるかに多い約81000社の神社があり、本来は大変縁が深いものです。

いくら科学万能の時代になったとはいえ、正月や願い事があれば「お宮参り」はつきものです。

相手は神様ですから、心と体を清めて清浄な状態で、正しい作法にのっとりお参りしたいものです。

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