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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1474《外見も大事だが「何が語れるか?」を大切に・・・》

2017年6月4日

テーマ:洋食のテーブルマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

前回の続きです。
マナーうんちく話で《マナーに存在する規則と例外》について触れましたが、食事の席では宗教や政治の話はしない方がいいとされております。

このコラムでも以前そのように書きました。
ただし例外もあります。

「社交の場」はブランド品の洋服や小物で華やかに着飾って、グルメを堪能する場所と捉えている人も多いと思いますが、本来の目的は、地位や年齢や分野を超えた人が一堂に会し、自分の置かれた立場や状況等を語り合い、分かち合うことにより、より視野を広げ、機会を共有する事にあります。

従ってこのような場では、得意とする話題について触れあうことが大切になります。
それが政治の話か経済の話になるかはその人次第です。

例えば世界中の人が集まった場合は宗教の話や戦争の話、あるいは飢餓や環境破壊などといった重い話題で盛り上がることもあるでしょう。

世界が直面している旬の課題について、多く語られることは素晴らしいことです。

日本の和食はユネスコの無形文化遺産に登録され、世界中に和食の店が約87000軒あると言われています。
そして和食は神道や仏教観を伴った豊かな精神文化を有しています。

一方イスラム教徒やキリスト教徒からは手食、フォーク・ナイフ・スプン食が話題になることも予想されます。

それはある意味では、それぞれのスタイルにおける生き方の本質的な問いかけになるかもしれませんね。

そのような内容の話題を避けて通ることより、自国の文化や歴史や宗教観、さらに礼儀作法に精通しておくことが大切です。

日本人ばかりのパーティーでの話題は往々にして、趣味や勤務先や出身地が先ず話題になります。

すると答えはほんのわずかな時間で終わってしまいます。
問題はその後、どう持続させて、和気あいあいになるかです。

相手がどんな服を着て、どのような腕時計をしているかも大切でしょうが、どのような状況下で、どんなことをして、これから何をしようとしているか?をきちんと把握して、相手に応じて話が出来るかを大切にして頂きたいものです。

いくら見た目が華やかでも何も語れないのでは寂しいと思います。

ただ今まで数えきれない位のパーテイーを見てきて、このようなことは話題にしない方がいいでしょう!というのが一つあります。

「お金」の話です。
よく、これ「○○デパートで買った」とか、「○○円もしたのよ」という言葉が交わされますが、いくらしたか、どこで買ったかは感心しません。
年齢のこともそうでしょう

昔から日本では、不言実行が美徳とされましたが、「何が語れるか」は、とても大切だと考えます。

反対意見が出るかもしれません。
それに対しては真摯に耳を傾け、自分が確信している点をさらに相手に説明するのもいいですね。

自分が間違っていたと気が付いたら修正する事も大切です。
いずれにせよ話さなければ始まりません。

要は自分にも相手にも誠実で有れば、話題にそんなに神経質になることはないと思います。
そして自分の意見を述べるだけではいけません。
相手の言うこともしっかり聴いて下さいね。

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