マナーうんちく話1250《人生が好転する美しい食べ方のマナー⑥「カトラリー」》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:洋食のテーブルマナー

和食では「正しい箸使い」ですが、洋食では優雅に「カトラリー」が使いこなせるか否かが、美しい食べ方のポイントになります。

ちなみにナイフやフォークやスプンを総称して「カトラリー」と言います。
語源は「CUT」で切るという意味ですが、カトラリーの中で最初に登場したのがナイフだと言われています。

ところでカトラリーの使い方ですが、基本は右手にナイフ、左手にフォークです。右利き、左利きには関係ありません。

ナイフを使用する際は刃を下にして、人差し指を背に当てます。

フォークは先を下にして、人差し指で上から背を押さえて握ればいいでしょう。フォークで料理を固定し、ナイフで左から一口分切り分け、フォークで口に運びます。

美しい食べ方のポイントは、膝から先を使うことです。
加えて、姿勢を正し、口に運ぶことを心掛けて下さい。

そして、ナイフやフォークを使用する時には不要にカチカチと音を立てないでください。

さらに、フォークやナイフを持ったまま手ぶりや身ぶりを伴うことはお勧めできません。

ナイフの刃先を他者に向けないことも大切なマナーです。

ナプキンを使用する時にはフォークやナイフは皿の上において下さい。
飲み物を飲む時も同様です。

特に「食べる時」と「飲む時」を明確に分けることが大切です。
飲む時にはナイフとフォークを皿の上に「ハの字」において飲んで下さい。

また、スプンはスープを頂く時やソースを味わう時、加えてデザート専用の物がありますが、鉛筆を持つ時と同じ感覚で良いでしょう。

最後に洋食は慣れないせいもあり、何かと姿勢が悪くなりがちです。
常に姿勢を意識して、軽く肘を張るのがポイントです。
急にはできませんので、日頃から練習を重ねて下さい。
全ての面で好転するでしょう。

食事が終わればナイフとフォークを皿に揃えておきますが、くれぐれも刃先を内側、つまり手前に向けて下さいね。
フォークは背を下にします。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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