マナーうんちく話426≪クリスマスイブ≫

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:歳時記のマナー

西暦2012年もいよいよ残すところ一週間になりました。
「西暦」とは、イエス・キリスト生誕から何年たったかと言うことですが、今やこの年号が、国際社会で最もポピュラーになっています。

その理由は、キリスト教圏であるヨーロッパ諸国の、世界進出だと言われておりますが、日本でも、明治維新と共に欧米諸国との交流が盛んになり、明治5年から西暦が使用されました。
しかし、実際に庶民の日常生活に浸透したのは戦後です。

そして今日は「クリスマスイブ」。
12月25日のクリスマスは、イエス・キリストの生誕をお祝いする行事ですが、日本では、25日より、24日に標準を合わせ、クリスマスツリーを飾ったり、クリスマスケーキを食べたり、クリスマスプレゼントを贈ったり、贈られたりします。

ちなみに、「イブ」とは、「evening」であり、クリスマスイブは24日の夜を指差す言葉だと思いますが、日本ではクリスマス全体を指すようになっていますね。

そしてクリスマスのシンボルになっているのは、なんといってもサンタクロースですが、以前にも触れましたが、サンタクロースのモデルは、イエス・キリストではなく、聖ニコラウスという司教です。

ところで、世界中で一番多く読まれている本はご存知でしょうか?
毛沢東語録やハリー・ポッターもすごいですが、断トツで「聖書」です。

しかし、日本人で聖書を読んだ人は少ないのではないでしょうか。
しかし、イエス・キリストの誕生日は、盛大にイベントを執り行います。

最近は特に、イルミネーションが素晴らしいですね。
日本全国津々浦々、この時期になると、クリスマス用のイルミネーションが夜空を美しく照らしていますが、寒風の中、コートの襟を立てて眺める、イルミネーションは、宗教には関係なく、街の元気さや人の温かみを感じます。

イルミネーションとは、「照明」と言う意味です。
つまり、紅葉等を照らす「ライトアップ」ではなく、電飾等をつけた電線の照明のことです。

ちなみに、イルミネーションと言えば、神戸ルミナリエが有名ですが、「ルミナリエ」は、イルミネーションと同じような意味を持つイタリア語だそうです。

また、今日は殆どの人が口にするのが「クリスマスケーキ」ではないでしょうか?

「おせち料理」と同じ位、激しい商戦が毎年繰り広げられていますが、全体の売り上げは、どちらに軍配が上がるのでしょうか?

いずれにしても、年間を通じ、多彩な行事に囲まれて、お祝いしたり、美味しい物を食べたり、楽しいイベントをしたり、プレゼントの交換をしたりすることができる、平和で豊かな国と時代に生まれたことに深謝したいものです。



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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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