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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話363≪四季からのうれしい贈り物≫

2012年10月20日

テーマ:歳時記のマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: テーブルマナー

10月20日(土)、今日は土用の入りです。
「土用」と言えば、鰻を食べる夏の「土用の丑の日」が有名ですので、夏と思われている方も多いと思います。

実は、「土用」は年に4回あります。
冬の土用、春の土用、夏の土用、そして秋の土用です。

そして「土用」とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間を指します。
今年の立冬は11月7日ですから、10月20日が秋の土用の入りになるわけです。

また、土用の時期は季節の変わり目の時ですから、この頃から、自然も動物も人間も、冬支度をするようになります。
加えて、季節の変わり目は、体調管理もお忘れなく。

ところで、夏の土用には、暑気払いや夏バテ防止に鰻を食す方が多いですが、「鰻の旬」は、ちょうど今頃から初冬にかけてです。

但し、今市場に出回っているウナギは殆どが養殖鰻ですので、あまり意味がないかもしれませんね。

前回グルメのお話をしましたが、グルメを自称される方は、今時の天然の鰻を食されるのもお勧めです。

ちなみに「旬」とは、生え始めて10日以内の竹のことで、一番おいしい時です。従って、旬とは、特定の食材で一番おいしく食すことができる期間で、栄養価に優れ、さらに収穫量も多く安価になる時で、台所を預かる人にとっては嬉しい時です。

ところが、全ての食材が、旬の時が美味しいかと言えば、必ずしもそうではありません。例えば、カボチャやサツマイモなどは収穫して一定期間貯蔵した方がおいしくなります。

今まさに、実りの秋、収穫の秋で、旬の味覚に恵まれている絶好の季節です。
無花果・葡萄・栗・柿・梨・リンゴ、レタス、蕪・サツマイモ・サトイモ・松茸・シメジ・しいたけ、そして米等など。

日本の食卓に並ぶ食料品も、今では外国からの輸入品が多くなり、どれが旬か分からなくなりました。
これが本当に豊かになった姿なのか?と疑問に思います。

私達が育ち盛りの頃は、種類は少なかったけど、四季の国に相応しく、季節・季節の大地と太陽と水のリズムが食べ物を育み、台所を潤わせていました。

だから、当時の旬の食材には、命がみなぎっており、栄養価も高く、美味しく、さらに薬効さえも期待できたものです。
春夏秋冬、それぞれの季節からの最大のプレゼントだったわけです。

但し、旬の期間はあっという間に終わります。
上旬・中旬・下旬と言われるように、本来旬とは10日間だからです。

このように、旬を食べると言うことは、限られた期間内に、身体や心に本当に優れた栄養素を取り込み、精気を高めることなのです。

四季を肌で感じながら生き、自然と仲良く生きる知恵なのですね。
そして、最も自然に優しい生き方なのです。

環境保護や食育にも、このような事をぜひ加えて頂きたいものです。
今日の午後は、倉敷市内でテーブルマナー講座を担当しますが、このような話しを盛り込むつもりです。

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