スーツにカビが！？意外と見落としがちな保管方法の欠点

2023年10月1日

テーマ：メンテナンス

コラムカテゴリ：ビジネス

長野県松本市の仕立て屋、オーダースーツSapeurです。

本日はお客様がスーツの買い替えでご来店頂きました。
スーツのお買い替え要望との事で、なぜ買い替えをされるのかお聞きしたところ、
昨年から冬用スーツを保管しており、秋冬準備でスーツを出したところカビが生えていた
との事でした。

保管方法をお聞きしたところ何点か問題点を確認致しましたのでこちらでも皆様に注意喚起をさせて頂ければと思います！

1点目は
クリーニングのナイロンのテーラー袋に入れたままという事です。

クリーニングから返却される際に、ナイロンのカバーが掛かって返却されると思います。
ナイロンは基本的に湿気を閉じ込めてしまいます。クリーニング最後に行う、アイロンプレスでにスチームの水分がスーツ内に入りにナイロンで湿気の逃げ場もなくなってしまう為、若干ではありますが湿ったまま1年間保管してしまっている状態になります。

2点目は
風通しの良い環境で保管できていないという事です。
そちらの方は洋服が好きで、クローゼット内が密集してしまっていました。その為、風通りが悪く湿気がこもってしまいます。

カビというのは微生物の一種なのです。酵素、湿気、室温の条件がそろう事で発生いたします。
この原因をご理解いただいた上で、

①クローゼット内の風通しを良くする
②クリーニング後のカバーは持ち帰り用の一時的なものですので、テーラーカバーをかけておく
③コラム内で発信している汗の除去を行う
④高温多湿を避ける

という保管方法を徹底して頂ければと思います。

参考になる私のコラムを掲載しておきますので是非ご参考にして頂ければと思います。

スーツの変色や色落ち。原因と対処法について！

超簡単！汗臭ケアはこれだけでOK！

本日からも皆様のご来店をお待ちしております！

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