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帯川大輔

妥協知らずの一着で魅力を引き出すオーダースーツのプロ

帯川大輔(おびかわだいすけ) / 紳士服テーラー

オーダースーツSapeur

帯川大輔プロのご紹介

手書きの型紙で仕立てるオーダースーツで、自分らしい一着を(1/3)

帯川大輔 おびかわだいすけ

着丈や袖丈などに合わせて調整するほか、猫背、反り腰といった体の特徴も反映

 JR松本駅から徒歩5分ほどの商店街に店を構える「オーダースーツSapeur(サプール)」。帯川大輔さんが2022年3月にオープンしたテーラーで、若者のスーツ離れがささやかれる中、新規顧客の大半はクチコミで来店し、リピーターも多いと言います。

 「当方では、型紙を手書きで作成するイージーオーダーをたまわっています。着丈や袖丈、おなか周りなどを調整するほか、猫背や反り腰といった体の特徴も加味してお作りしています。見た目の美しさはもちろん、フィットしているのに窮屈な感じがしないと好評です」

 幼少期から競泳に打ち込み肩幅が広かったため、学生時代はラフな服装を好んでいたという帯川さん。就職活動にあたって紳士服店に足を運んだ際、オーダースーツという選択肢を知ります。
 「体の個性に合わせるので収まりがよく、『この服に見合う振る舞いをしよう』と思わせる気品が漂っていました。スタッフの方のたたずまいもとてもすてきで、今も心に残っています」

 筋肉が発達したアスリートをはじめ、さまざまな体型の人が快適に着用できるものをかなえるため、スポーツショップの内定を辞退し、大手紳士服メーカーへ。販売員として働く中、仕立ての技術も身に付けたいと福岡の有名テーラーに頼み込み、指導を受けるようになります。

 「店頭でお客さまに接しながら製作工程を学ぶことで、より一層理解が深まりました。型紙は体の動かし方や人体構造を踏まえて作ることが多く、スポーツ経験も生かされています。袖を通して『今までのスーツと全然違う!』と驚くお客さまの姿を見るのが、一番うれしい瞬間ですね」

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